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みなさん応援ありがとうございました!「何かあったのか?」と心配されることも多く、久しぶりに真面目にレースレポート書きました、長文ですのでヒマな時に。しかし、いつもレース中に結構面白い出来事があるんですが、今回は淡々とした感じで、盛り上がりにかけます・・・次のレースが待ち遠しいです。その前に、暫くはオフということで、体をいたわります。ではでは。

10月13日(土)AM6:50。
今年もハワイ島カイルア-コナの青い海に浮かび、アイアンマン世界選手権のスタートを待つ。周りには世界中から集まった、同じスイムキャップの2000人のトライアスリート達。12回目の今日も、強烈な孤独と不安を感じる。果たして、無事に戻って来れるか・・。リラックスするために仰向けになり空を見、岸の方向を振り返る。桟橋、防波堤の上には大観衆が埋め尽くし、声援を送ってくれている。山裾から朝日も射してきて、体に勇気が満ちてくる。スタートまで5分。
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さて、今回の目標は、ズバリ表彰台(45-49才カテゴリー5位)!難しいのは百も承知、しかしトライアスロンを始めて22年、ひょっとしたら手が届きそうなところまでやって来た。初出場の1998年、表彰台までのタイム差は1時間25分、はるか遠い夢。13年間でジワジワ縮めて、昨年はあと「23分」。ウーン、小さいようでまだまだ大きい。さて、どう縮めるか・・・。この1年間、バイクで10分(5時間7分)、ランで13分(3時間9分)を短縮するイメージでトレーニングを積んできた。3月のアイアンマンメルボルンでは、バイク4時間57分+ラン3時間9分を叩き出し、出場権を獲得。超高速コースなので、割り引く必要はあるものの、少なくとも心理的な壁は崩れた。その後の半年間、タム、吉村さん、石倉さん、team TRIONメンバーといった強豪エイジグルーパー達とトレーニングを積み、手応えはある。「かなりいい線行くのではないか?」自分で自分が楽しみだ。中途半端な結果は要らない。バイクでの遅れは許されない(サブ3で走れれば別だけどね)。とにかくバイクでアタックし、好タイムを出すことが表彰台への条件だ!

AM7:00 SWIM 3.8k
いよいよスタート!いつものように真ん中の3列目くらいから一斉に泳ぎだす。暫くはバトルが続き、外国人の岩のような体とぶつかりながら泳ぐ。(明らかに国内と‘当たり’が違うんですよね、女性でも!)慌てず、熱くならず、コース取りに注意しながら。前半を終え、折り返した後は、大きく二つにルートが分かれるような展開になる。いつものようにブイに近い流れに沿って確実に泳ぐよう心掛け進む。そのうちに、遠くに桟橋が見えてきた。もうすぐだ。その後も一定ペースを保ち、疲れることなく、スイムを終えることができた。しかし、時計を見ると1時間8分、いつもより2分落ちと、タイムは今いちだが、全体が遅かったかもしれない。焦ることなく、トランジッションを済ませる。
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BIKE 180k 
序盤は、例年通り風も無く、気持ち良くQUEEN-K ハイウェイを突き進んで行く。10k過ぎで、セリーを補給しようと、サドル後ろのボトルを探ると、あれれ?無いぞ!段差の振動で落ちてしまったようだ。ウィダーインセリー4つ分入れてたのに、一口も飲めないなんて・・・涙。まあ、他の補給物もあるし、エイドステーションでも取れるから。と気を取り直す。30k過ぎでタムの後ろ姿を捉え、声を掛けてパスして進んでいくと、40k位から、向かい風が吹いてきた。この区間で吹くのは久しぶりだ。体力的にはきついが、差が付きやすいコンディションは大歓迎!
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60k地点で大きく左に曲がり、例年通りの右からの横風を受けながらアップダウンをこなしていく。
 70kくらいで、折り返したプロ選手達がやってくる。単独で逃げているのは、ベルギーのヴァンホーナッカー(ランでリタイア)か。昨年の王者=クレイグ・アレキサンダーが有力選手の集団から遅れ、ポツンと走っているのが、気になるところ。
いよいよ勝負所の85k地点に差し掛かった。ここからは折り返しのハヴィまで11kの長いダラダラ上り。斜度は大したことないが、ずっと強い向かい風が吹くため、最も辛い=勝負所だ。できるだけ風を受けないよう、DHポジションを心掛け、力を込めてペダルを踏み込む。しかし、思う程スピードが上がらない。更にモガく。次々に外国人選手がパワフルなペダリングで抜かしていく。坂の途中でCEEPO田中社長の激励も受けて、更にモガく。しかし、スムーズに上れない。キ、キツイ、地獄だ・・・ひたすら我慢の走りを続ける。やっとのことで、上りが終わり、ハヴィの折り返し地点が見えてきた。真里、ハッティー(大学からの親友)、幸江ちゃんが、声援を送ってくれる。わざわざここまで来てくれての応援にパワーをもらう。預けておいたスペシャルフードもスムーズに受け取ることができ、高速下り区間へ。
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危険な横風に臆することなく、とにかく足を休めずにペダルにトルクを掛け続け、タイムを稼ぐ。あっという間に下り終わり、いくつもののアップダウンを繰り返しているうちに、130K手前の2キロ程度の急坂に差し掛かる。ここで後ろから来た、清悟さんにパスされた。DHポジションでゴリゴリ上っていく走りに全くついていけず。かなり太もも表の筋肉に疲労が溜まっているようだ・・・まだ先は長いのに、大丈夫か、俺。
坂を上り切り、右へ大きく曲がると、ゴールまでの50Kは延々と向かい風。疲れも出てくるため、大きな差がつく。昨年はここからかなりポジションアップできたが。今日はどんどん抜かれていく。「バイクで遅れたら表彰台は無い」と焦れば焦るほど、力任せのペダリングになってしまい、足が動かなくなっていく。さらには、体全体も重い感じになってくる・・・。覚醒するために、大声を出して叫んでも(これ奥の手なんですけどね・・・)効果なし。こりゃマズイ展開だ。
そして、苦し紛れに、150K付近のエイドで、「禁断のコーラ」にまで手を出してしまった。自分はコーラが大好物だが血糖値が激しく上下するので、いつもはラン終盤の点火用にしか飲まない。飲んだ瞬間はちょっと元気になるが、失速の流れを変えられない。バイクタイムは5時間20分を超えることが確実。いくら風が強かったとはいえ、致命的な遅れである・・。あ~、やってしまった・・。
 辛く長かったバイクもやっとゴールが見えてきた。ランへのトランジッションのために、バイクシューズから足を抜き、最後の坂を下り始めた。すると、右足のシューズの踵が地面に触れて、シューズがペダルから外れ落ちてしまった!その瞬間、観客から一斉に「OH・・・・・」という溜息。そのまま坂を下り切った後、バイクを止め後ろを振り返ると、ポツンと我が右シューズが落ちてた。とっさにバイクを押しながら戻ってシューズを拾い、バイクゴールまで小走り。その間、観客から大きな拍手と歓声を浴びることに。これが本日の自分のハイライト。情け無か・・・。結局バイクタイムは5時間29分。表彰台は遥か彼方へ。もし気持ちが戦闘モードだったなら、シューズは見捨てて、タイムロスは避けただろう。今思えば、この時すでに、自分の気持ちは切れていた・・・
↓右手で握りしめたバイクシューズに注目!ソールが剥がれてもう使えません・・・勘弁してくれ(涙)。
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RUN 42.195k 
 トランジッションを終えランコースへ。大歓声を浴びながら、アリードライブを走る。しかし、いつもよりモモ前面の張りが酷く、体全体が重い。自分と同じCEEPOバイクに乗る、台湾の強豪女子に声を掛けられながら抜かれるも、全く反応できない。一回目の折り返しを終えた清悟さんと遭遇。かなりいいポジションで走っている。こういう知っている選手を見ると、刺激をもらってペースを上がるものなんだが、今日は全くダメ。(ちなみにこの2人はいずれも年代別で4位で表彰台!great!)。自分も一回目の折り返しを終えると、石倉さんとすぐにすれ違う。いいペースだ。追いつかれるのも時間の問題かなあ・・。予想通り、石倉さんにすぐに抜かれ、離されていく。その後も、日本人選手とすれ違いながら進んでいくが、ペースは下降気味、1キロ5分ペースも危うい。15キロ過ぎで、真里、ハッティーが応援してくれていた。ホットしたのか、思わず「今日はゆっくり行くよ」と弱気コメントをしてしまった。そして、直後の急坂では、粘れずウォーキングに突入・・・。その途端に、ミカさん、マキさんのお姉様コンビに、その現場をしっかり見つかり、「リューちゃん、歩いてる場合じゃないでしょう!」とありがたい檄を飛ばされた。しかし、どうにもこうにも・・・申し訳ないです!いっそのこと、「ビンタして、気合注入して下さい!」とお願いすればよかったかもね。
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上り切った後、暫くはウォーキングで体を休める。いいペースで走るタムを見送った後、ジョグモードで走りを再開、応援の人とトークしたりしながら、コースをじっくり味わうことにした。エイドでのしっかり補給とジョギングを繰り返し、二回目の折り返し=ナチュラルエナジーラボを通過、Queen-kハイウェイに戻ってきた。残りはあと11キロ程度、ゴールにたどり着くのは、丁度日没くらい(11時間)だろうか・・せめて、明るいうちには帰りたいなあ。
35キロ手前、それまで抜きつ抜かれつしていた、日本人の若者が苦しそうにしてる。思わず声を掛けた。「大丈夫か?」「何を補給しても出てしまうし、ちょっとフラつくんですけど、こういうときどうすればいいですか?」「休むしかないね」「でも絶対完走したいんですけど」「この時間なら、暫く寝て、歩いてでも余裕で間に合うよ」。なんて話してるうちに、エイドステーション。ボランティアから椅子を借りて休ませようとしたが、トイレから出てきて、「何とかなりそうなので一緒に行かせて下さい!」と。その後の7キロ、一緒にゴールを目指すことになった。この早稲田トライアスロン部主将の林君、22才で今回の日本人最年少、初めてのアイアンマン。お父さんが同じ48才だと聞いて、ちょっとビックリ!む、息子じゃないか・・。
暫くイージーペースだったことと、涼しくなったためか、1キロ5分ペースを刻めるくらいに回復してきた(本当は気持ちの問題か?)。林君はかなりきつそうだが、絶対にペースを緩めない。ゴールを目指した無言の並走が続く。いよいよ残り1キロの下り坂、またミカさん、マキさん、真里、ハッティーが待っていてくれて、声援を送ってくれた、感謝感謝。100m手前で林君と別れ、ようやくゴールゲートに辿り着いた。大失速のランはトホホの4時間12分。
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トータルは10時間57分(自己ワースト2)、45-49才エイジ112位(自己ワースト)。表彰台まで1時間18分。半年間トレーニングをやり尽くした結果がこれかあ・・。皮肉な結果だな。しかし、予定通りにバイクで攻めた結果だし、元々、中途半端な順位はいらないと思ってたから、やむを得ない。妙に淡々とした気持ちだった・・レース当日までは。

しかし、翌日のアワードパーティーの際に、表彰台に上った清悟さんから「隆一君が、エイジョイモードで走ってるのを見たくなかったなあ」と言われたことで、ハッとした。それ以来、悔しい気持ちが一日に何回か沸いて来る。自分は、目標に届かないことを言い訳に、最後まで全力を出し切らなかったのではないか?林君のような初アイアンマンの時のひたむきさを忘れてたのではないか?自分の全力を出し切ることができない奴が、表彰台に届くわけがない。

早いもので、レースから10日が経った。今回のように、トレーニング時間を確保はできないと思うが、40台最後の来年も表彰台に挑戦しようと思う。いや、それ以前の問題として、「どんな状況になってもアイアンマンでは全力を出し切る」という基本中の基本から始めたいと思う。
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<おまけ>
この時は最高だった!。レース前の恒例イベント「アンダーパンツランニング」のjapanフンドシ隊。
アイアンマンマークがTRION仕様になっているのに注目!そして、右端はコースレコードで80才台優勝を飾った稲田さん。鋼のような体だ!
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Author:Team TRION
チームトライオンはエイジグループの頂点に挑戦し続けるトライアスリートのチームです!

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