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2014 Ironman Cairns レースレポート

スイム
前日試泳の時は多少波もあったが当日は落ち着いていた。
Palm Coveを時計回りに2周するコース。外側1列目からスタート。バトルは全くなし。
ブイも適度な間隔で置かれていて泳ぎ易い。スイムはコースミスをしないよう、最短距離を意識し、ペースを守って泳げばアップするタイムはだいたい決まってくる。淡々と泳いで終了。

Swim 56:57
Div Rank 3, Overall Rank 38


バイク
Palm CoveからPort Douglasまでを2往復した後Cairnsまで行くコース設定。2往復の区間にちょっとしたアップダウンがあるのでこの坂区間を4回通過する以外はほぼ平地。ただ途中平地でも路面が微妙に荒れているところがある。

スタートしてすぐの人造バンプでいきなりエアロハンドルにセットしたボトルを落としてしまう。こんなところで水がなくなったら大変なので戻ってボトルを拾う。まだバイクシューズがペダルに着いた状態でボトルを拾ったりなんかしてたら、今度はシューズがペダルから外れて置いてきてしまった。慌てない、慌てない。ボトルをサドル後ろのボトルケージに、しっかりシューズを履いて再スタート。

まずは1回目の坂道区間をこなしPort Douglasまでほぼ1人旅。ここで初めての折り返しなので後続を確認出来るのだが、すでにすぐ後ろに6人ほどのパックが迫っていた。

坂道区間手前でパックにつかまる。しかし坂に入ると外人連中は重いギアでトルクをかけて登るので簡単に前に出ることができる。しかし坂を下って平地区間になるとやっぱり外人は速い。パックの一部に先行されるが、そのまま離される程でもないので、ドラフティングに注意しながら走る。

2周目に入る折り返しを過ぎた平地区間で徐々にパックから離されて、その後は2、3人ぽつぽつと近くにいたりいなかったり。
海外のレースでは選手の顔と実力がわからないので、自分の感覚と設定タイムを頼りにして走ることになる。ここらへんの感覚の問題は海外のレースに出て始めて体験できることなので、良いレース経験になる。

3回目の坂道区間はほぼ1人だったが、おじいちゃんぽい外人に結構なスピード差で抜かれてかなりびっくりした。スーパーおじいちゃんっているんだよねどこにも。

坂道を過ぎたところで田中敬子さんを前に発見。女子プロは一般よりも前にスタートしてるし、スイムもバイクも速い彼女なので、ここで会うということは何か問題があったのだろうか。ずいぶんとロング、ミドルのレースを転戦しているし、疲れが溜まっているのではと心配だったので、声を掛ける。

Port Douglasの2回目の折り返しを過ぎると今度は別の5人ほどのパックにつかまる。Port Douglas周辺は交通規制の関係で道が狭くなっているので、どうしてもパックになりやすいようだ。

最後の坂道区間ではやはり先行。峠って程じゃない適度なアップダウンを、左手に海を見ながら気持ちよく通過して行く。相変わらず雨が降り続いていて、海も空もどんより灰色なんだけどね。

残りは坂を下ってCairnsまで。後半に向けて意識的にギアを重くして踏む区間に入っているので、平地でもスピードに乗って走れている。外人パックとも着かず離れずで進む。

Palm Coveを過ぎ、残り15kmぐらいから風が吹いてきて、更に疲れも出てきてペースが落ちてしまう。

バイクパート5時間をひとつの目安としていたのだが、最後まで集中が持たなかったことで、これはお預け。
それでも全体を通してペースコントロールが出来ていたので、まあよし。

Bike 5:01:54
Div Rank 6, Overall Rank 41


ラン
ランはCairnsの海岸線を3周回。折り返しも多く、先行する選手、後続とも何度も顔を合わせるコース。ただ周回コースなので周回遅れの選手も入り乱れ、自分の順位は全くわからない。

走り始めてすぐに身体が重いことに気が付く。ペースが上がらないので抑え気味で我慢して走るしかない。食道から胃の辺りが熱くて気持ちが悪い。4km程走って、ゴール地点の一番応援の人々が多い地点でもどしそうになるが、こんなところでぶちまけちゃまずい。

沿道でゆきえさんがアドバイスをくれる。苦しそうな表情と上がらないペースを察知してか、「30kmまで我慢の走りねっ!」。はい、わかりました!

更に2km程走った芝生のところで込み上げるものを我慢しきれずに嘔吐。立て続けに3回ほど吐いて胃は空っぽに。エネルギー切れが気になったが、暫く落ち着くまで水もジェルも取らないことにした。

2kmごとに標識が立っていて自分のペースはだいたい4:45から4:55/km。ランの練習は全く出来ていないので設定タイムもこのぐらいの安全ペースで入るしかない。練習が出来ていれば、ペースと体調と相談してギリギリのペースで攻めることが出来るのだが、今回は仕方がない。雨はずっと降り続いていて、気温も低いせいか、自分とは対照的に動きの軽い周りの選手が多いような気がする。

1周終えて2周目。川島さんとの距離を確認。1周目は15分ぐらい差があったように見えたけど10分ぐらいに縮まってる。うっぷす。マジっすか、りゅーさん⁉︎顔がいつもの濃いーい顔でマジなので、どうやらマジらしい。

2回目のゆきえコーチの檄は「1位維持するんだよっ!」。一瞬、ん、となんのことかわからなかったけど、そうか、日本人1位ってことですねコーチ!はい、わかりました!
丸ママもTRION小旗を持って熱い声援を送ってくれている。「かっこいい〜!ごーいちくん、頑張って〜!!!」。はい、わかりました!

胃が気持ち悪いのは収まってきたのだが相変わらずペースは上がらず、淡々と刻む。

前に丸さんが走っているのが見えて、折り返しごとに笑顔ですれ違う。股関節炎で走るのも痛いはずなのに笑顔でいいペースで走ってるんだよなぁ。さすが丸さんです。

3周目に入るとりゅーさんが更に迫ってきていて約5分差。最後のゴールまでもつれる展開も頭をよぎる。更には物凄い勢いで走っている田村さんともすれ違う。タムリン速過ぎるよ!

そして3回目のゆきえ兄貴の指令は「ここからギアチェンジだよっ!」。は、はい、わかりました!

残り8km、6kmといよいよカウントダウン。この辺からやっと先も見えてきたので、兄貴の指令通りにちょっとペースアップ出来た気がする。

最後の4kmぐらいで気持ち良く走りながら、まとめて何人か抜いてフィニッシュ。イエーイ、ユーアーアンアイアンマーン!!!

すぐ後に入ってきたりゅーさんをフィニッシュゲートで迎えて、ハイタッチからの握手。イエーイ、ユーアーアンアイアンマーン!!!

Run 3:21:44
Total Time 9:25:29
Div Rank 5, Overall Rank 31


まとめ
今回の自分の中での設定タイムはバイクアップまでで6時間ちょい。全体で9:20ほど。トランジッションの時間を入れるとほぼほぼ設定通りのレース運びとなり、練習内容なりのレースが出来たと思う。

35-39に割り当てられたハワイのスロットは3つ。ひとつロールダウンして4位の人まで落ちたけど、自分は届かず。レース前の意気込み通り、それほどスロットにこだわらず、ありのままのレースをしたので、こんなものなんだろうなあと。逆に意識して走っていたら途中で潰れていたかもしれないしね。

2011年のIronman Korea以来の海外予選で多くのことを身をもって学ぶことができました。日本のレースとKonaのWorld Championship、このふたつの間に歴然とあるレベルのギャップ。これをを埋めるものとして、今回のレースで感じたこと、経験したレース展開、自分の海外予選レースでのポジション、足りないものなどを再確認することができました。

また今回は川島さん、田村さん、ゆきえさんの宿に図々しくも潜り込ませてもらい、ゆきえさんには食事から洗濯まで何から何までお世話になりました。ありがとうございます。
寝食を共にすることで、レース前の食事、過ごし方も改めて勉強になりました。

更には長年レースで結果を出し続けている3人から、練習の時の気持ちの持ちかたや、それ以上に重要な、なぜ走るのかといった根本的なところまで、レース後に酒を飲みながら話を聞くことができました。もう、涙が出そうです。

とにもかくにも、今回のCairnsのレースと旅はとても得るものが大きかった。それは2014のハワイのスロットとは比べものにならないぐらい。
ありがとうございました。

ごーいち

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Author:Team TRION
チームトライオンはエイジグループの頂点に挑戦し続けるトライアスリートのチームです!

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